
AIに仕事をとられるからもっと学力をおげないと!

学校でも始まるみたいだし、プログラミングを教えきゃ!
2020年度から学校ではプログラミング教育が始まりました。
また、今日ではAIが今の仕事のほとんどをこなしていしまい、仕事がなくなってしまうというような話を聞きます。
お子さんを育てている親にとっては子どもになにをさせたらいいのか、AIやプログラミング教育とはなにか不安なことが多いですよね。
そこで今回は、プログラミング教育とはなにかについて解説していきたいと思います!
この記事を書いている親育てはこんな人です。
- 現役教師+一児の親
- 教育カウンセリング講座20回以上受講
- 特別支援教育経験あり
- 教育・心理学関連の本を30冊以上読破

ではいきましょー!
プログラミング教育とは

導入の経緯
文科省が出している小学校プログラミング教育の手引きによると、
コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けるこ
小学校プログラミング教育の手引きより
とは、あらゆる活動においてコンピュータ等を活用することが求められるこ
れからの社会を生きていく子供たちにとって、将来どのような職業に就くと
しても、極めて重要なこととなっています。
つまり、
- コンピュータは
- どんな活動でも使うから
- どの仕事に就くときも重要である
ということです。
これは何となくわかりますよね。スマホ、タブレットなども含めてあらゆるデバイスが使われており、今後もコンピュータの重要性は増していくことは何となく分かります。

なぜプログラミング教育が始まるのかについては理解できました。次はどんな教育をするのかですね。
ねらい
1.情報活用能力を育てる
情報活用能力ってなんだ?漢字だらけのよく分からない言葉ですね。
大丈夫です!
能力は大きく3つに分けらているので、そちらを見ると理解しやすいと思います。
- コンピュータが身近で使われていたり、問題の解決に手順があることに気付く力
- プログラミング的思考
- 人生や社会に活かそうとする力
②のプログラミング的思考が聞きなれないですね。これはつまり、
活動を実現するために、どんな順番でどんな組み合わせで行うといいか論理的に考える力
ということです。
2.各教科の学びをより確実にする
プログラミング教具やプログラミング的思考の中で、より学びを分かりやすく確かなものにできるということです。
ただ見て覚えるだけでなく、実際に正方形を描いてみたり、音符を並べて論理的に曲作りをしたりなどが挙げられます。
ここまでをまとめます。
- コンピュータは今後もあらゆる仕事で使われる。
- コンピュータが身近で使われていることに気付き
- 物事をプログラミング的思考で考え
- 人生や社会に活かそうとする
そんな子どもを育てていこうよってことですね。
じゃあ次は、それは学校のどんな場面で育てていくの?ってことが気になってきますね。
いつするの?
- 各教科の授業のどこかで
- 総合的な学習の時間など、教科以外で
大きくは上の2つの場面で行っていきます。
今まであった「国語」や「算数」のように「プログラミング」として1つの教科が出来上がるのではなく、色々な授業の中でプログラミング教育を行っていくというスタンスです。
今始まったばかりですので、どうやって授業に入れていくのかは今後様々な実践が行われて明らかになっていくでしょう。
プログラミングは?
ここまでくると、

あれ?じゃあアプリを作ったり、ロボットを動かすようなプログラミングの技術は勉強しないの?
と思う方もいるかもしれません。
そうなんです。小学校では先ほど説明したねらいの中にプログラミングの技能自体を身につけることは書かれていません。
子どもが自然に興味をもって学ぶことはいいのですが、プログラミング言語を覚えたりプログラミング技能を習得したりすること自体はねらいではありません。
まとめ
まとめます。
- コンピュータは今後もあらゆる仕事で使われる。
- コンピュータが身近で使われていることに気付き
- 物事をプログラミング的思考で考え
- 人生や社会に活かそうとする
- 各教科の授業中や総合的な学習の時間などで
- プログラミング自体はねらいではない
確かにこれからの時代に必要な力ですね。
ですが、それ以前にもっと重要な力を育んでいく必要があるという意見もあります。
今本当に必要なのは読解力?
AIvs教科書が読めない子どもたちやAIに負けない子どもを育てるの本で有名な新井紀子さんは著書の中でAIは読解力や常識、柔軟性、発想力については苦手としていると述べています。
つまり、AIにできない仕事を人間が行っていけばいいということですね。
ですが、AIが苦手な部分が今の人間も苦手だというのです。
新井さんは今、日本人だけでなく、世界中の人の読解力がないと警鐘を鳴らしています。
2020年度から始まったプログラミング教育ですが、果たして今の子ども達が生きていく中で本当に必要なのか、必要じゃないのか、そういった部分も考え、学びながら教育していきたいですね。
ではまたっ!
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