
子どもがゲームばっかりやって夜ご飯の時間になってもやめないし、約束の時間は守らないし、どうしたらいいの・・・。

「ゲーム禁止にするぞ」って脅しても効果ないしな〜。
こんな悩みを抱えている親御さんに向けた記事です。
こんにちは、親育て(@OyasodateBlog)です!
子どもが時間を守れずゲームばっかりになっていると、子供の将来や勉強のことが心配になってきますよね。
色々試してみたけど上手くいかなかった方も多いのではないでしょうか。
- 禁止にするぞ
- 捨てるぞ
などの脅しめいたセリフはよく聞く言葉ですよね!
でも、実はこれ逆効果なんです!!
正しい方法で子供と関わらないとずっとゲームするばかりか親子関係もギクシャクしてきます。
本記事では、そんな悩みを解決してくれる方法を3つ解説しています。
子どもとの関わり方が分かり、今すぐに行動することができますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
この記事を書いている親育てはこんな人です。
- 現役教師
- 現役パパ
- 初級教育カウンセラー
- 特別支援教育経験あり
- 育児・心理学の本を60冊以上読破

教師と親、両方の立場を知っている親育てが丁寧に解説しますよ!
対処法①環境を整える

ゲーム環境の変化
今は、
- 家庭用ゲーム機
- スマホ
- タブレット
など様々なデバイスでどこでもいつでもゲームができる環境です。
いくら「ゲームをやめる」という意識ややる気があっても常にゲームができる状態だと、ルールを破りやすい環境になってしまっているわけです。
ですからゲームから抜け出すには、環境整備が重要になってきます。
「夢をかなえるゾウ」の成功するための秘訣に、【決めたことを続けるための環境を作る】があります。
意識ももちろん大事ですが、具体的な環境を変えることも継続するにあたって重要になってきます。
例えば、
- ゲーム機はコンセントを抜く
- タブレットは所定の引き出しにしまって電源を落とす
- Wi-Fiは毎回パスワードを打ち込む
- スマホでタイマーを設定をする
- タブレットのスクリーンタイムで時間制限を設定する←おすすめ
スクリーンタイム
こうすることで決めたことを守らざるを得ない、ひと手間かかる状態にすることができ、継続しやすい環境が作れます。
中でもおすすめなのが、スクリーンタイムです。

iPhoneやiPad内にスクリーンタイムがあります。

「App使用時間の制限」でそれぞれのアプリの時間を制限することができます。
設定した時間になるとお知らせが来てアプリが終了します。
また、「スクリーンタイム・パスコードを使用」することで、解除するときのパスコードを設定もできます。

まずは環境を整えることが継続のコツですね!
実践している方の評判
実践されている方の声を集めてみました。
対処法②「勝負なし法」でルールを決める
勝負なし法とは、「親業」を書いたトマス・ゴードンが提唱しているルールを決める方法です。

ルールを決めたって結局守らないんだから意味ないんじゃない?
そうおっしゃりたい気持ちはよ〜く分かります。
でも、ちょっと待って下さい!
そのルールって親が勝手に決めたルールじゃないですか?
人に決めつけられた規則なんて子供は守りません。
「勝負なし法」は、親の言いなりに従わせたり、子供のしたいようにさせたりするのではなく、Win-Winな関係を目指す方法です。
妥協や我慢をするのではなく、お互いにとって価値のある方法を探します。
手順を表にまとめたのでご覧ください。
順番 | 内容 |
---|---|
①原因を明確にする | なにが問題なのかはっきりさせる。 |
②解決策を出し合う | とにかく解決策を出し合う。ここで「それは無理じゃない」などの意見は言わない。とにかく出す。 |
③出た解決策の中身を1つずつ確認 | お互いにできることとできないことを確認する。 |
④ベストを1つ決める | お互いにできることが一致したアイデアの中でベストを決める。 |
⑤実行方法の確認 | いつ、誰が、どのように、なにを、いつまでに、を決める。 |
⑥途中経過の確認 | 続けられそうか、難しすぎたか、簡単すぎたかの確認と修正。 または、作戦の変更。 |
例を挙げると、

ゲームしすぎじゃない?
1日1時間にしたら?

えー、短すぎるよ

そうか、じゃあ「家の仕事をしたら30分延長する」というルールがあったらどう?

30分か〜。
自主学習したら30分さらに増やしてもいい?

分かったよ。まずはそのルールでやってみようか

分かった!
さっそく家の仕事する!
このように、お互いが良いと思える解決策を話し合うことで互いにとってWin-Winな解決策を探る方法です。
詳しい内容は以前記事にまとめているのでそちらを参考にしてみてください!
対処法③ゲームを勉強にする

最後に、ゲームをポジティブに捉えて勉強としてしまう方法を紹介します。
それは、プログラミングです。
- フォートナイト
- ポケモン
- マインクラフト
すべてのゲームはプログラミングによって作成されています。
これからの時代はプログラミングが必須の時代と言われ、小学校でもプログラミング教育が始まりましたよね。
ゲーム好きならゲームをする側からゲームを作る側にもなれます。
ゲームに熱中できる力を使ってプログラミングを学ぶというのは、子どもにとっても親御さんにとってもまさにWin-Winな方法です!

それはいい方法だ!
でもプログラミングはどうやって学ばせたらいいの?
いくつか方法があるのでご紹介します。
プログラミングゲーム
ニンテンドースイッチでプログラミングができるゲームソフトが発売されましたね。
その名も、
ナビつき!つくってわかるはじめてゲームプログラミング
ゲームでゲームが作れるソフトです。
まずは、普段使っているSwitchでプログラミングに慣れさせてみてはいかがでしょうか?
プログラミング教室で学ぶ
今はプログラミングを教えてくれる教室がたくさんあります。
子供たちの好きなマインクラフトを使った学習やロボット制作しながら学ぶ学習など色々教室によって特徴が違います。
おすすめのプログラミング教室をまとめた記事がありますので、そちらを参考にしてみてください。
無料体験できる教室がたくさんあるので、一度体験してみてください。
自宅で独学する
ネットにはプログラミングを学べる無料のツールがたくさんあります。
例えば、Scratch(スクラッチ)は小学校でも使われているプログラミング学習ツールです。

Scratchはゲームや物語などを作ることができます。
こういったものを活用してゲーム感覚で学習するのも方法の一つです。

でもScratchって始めるの大変そう・・・
Scratchの始め方がわからない方はこちらの記事をどうぞ!
他にも独学で使えるツールがたくさんあるので、興味ある方はこちらの記事を見てください。
最適なゲームの時間は?


そもそもゲームは1日どれくらいさせていいの?やりすぎの時間ってどのくらいなの?
ルールを決める前に、ゲーム時間をどのくらいに設定したらいいのか分かりませんよね。
学校や家庭のルールとして、1日1時間としているところが多いのではないでしょうか。
実際最適な時間はあるのか調べたところ、教育経済学者の中室牧子さんが書かれた「学力の経済学」の中で、
1日1時間程度のテレビ視聴やゲームしようが子どもの発達に与える影響は、まったくテレビを観ない・ゲームをしないのと変わらないことが示されています。
「学力の経済学」 中室牧子 黃線は親育て
という結果が示されていました。
一方、2時間を超えると、発達や学習時間への影響が大きくなることも書かれていました。
この結果から考えると、最適な時間は1時間以内と言えそうです。
小学生の一日のゲーム時間は?
全国の子供達はどのくらいゲームをしているのか実態を確認してみましょう。
国立教育政策研究所より出されている、令和3年度に行われた全国学力学習状況調査の質問紙調査の結果によれば、1時間以上ゲームをしている割合は、76%でした。

全国的に1日1時間以上ゲームなどを行っている児童が多いことが分かります。
※ただ令和3年はコロナウイルス感染症の影響もあり、例年以上に増えている様子も伺えます。
まとめ
今回は、子どもがゲームの時間を守らないときの対処法について解説してきました。
対処法は3つありましたね。
- 環境を変える
- 勝負なし法
- ゲームを勉強にする
これで子どもが時間を守ってくれたり、子どもにイライラすることが少なくなったりしますね!
ではまたっ!!
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