子育てで子どもの問題行動に困ってるならこれ一択!【PCITー親子相互交流療法】

PCIT
親

子どもが全然言うことを聞いてくれない

親

乱暴なことをしたり落ち着きがなかったりする

そんな子どもの行動に困っている人のための記事です。

子どもがいうことを聞いてくれないと、幼稚園や電車の中で人目を気にしたり、トラブルになったりする可能性があります。

また、そんな子どもにイライラしてつい怒ったり叩いたりしてしまうこともあるかもしれませんね。

こんな子育ては楽しくないし、子どもも辛いですよね。

そこで、今回紹介したいのがPCIT(親子相互交流療法)です!

PCITを知り、実行すれば親子の関係が良くなり、子どもがいうことを聞いてくれるようになります。

最後まで読んでやり方を知り、実践してみてほしいと思います!

見出し
  1. PCITとは
  2. 目指す親の姿
  3. 子どもが親をリードして遊ぶ
  4. 親が子どもをリードする
  5. いうことを聞かないときは

PCITとは

アメリカの臨床心理学の教授であるセーラアイバーグが開発した心理療法です。

心理療法と言えば難しく考える方も多いと思いますが、簡単に言えば親子の交流や遊びを通して、関係を改善していく方法です。

  1. 親子の関係を良好にするために一緒に遊ぶ
  2. 親はいうことを聞かせる練習を、子どもは親のいうことを聞く練習をする

大きくこのような順番で治療をしていきます。

このPCITの最大の特徴は、親子が一緒になって治療を受けられることにあります。

本来セラピストから直接コーチングを受けながら行うものなのですが、今回は家庭でも実践できるものを紹介していきたいと思います!

目指す親の姿

関係を良好にすると言ってもどのような関係を良好というのか、どのような親になればいいのかはっきりしないままでは目指すことができません。

まずは、どのような親の姿であれば良好な関係を築けるのか確認しましょう。

図をご覧ください。

縦軸が親のあたたかさ、横軸が子どもへの要求度合いです。

この分け方をすると親の種類は全部で4つになります。

許容

この枠に入る親は、優しく子どもに接しますが、親子の間にルールがありません。

よって子どもが勝手が許される環境になり、自己中心的になってしまいます。

関係欠如

子どもに対して無関心です。子どもは親と触れ合いが少なく社会性を身につけることができません。

なので、衝動的になったり感情のコントロールができなかったりします。

独裁

ルールに厳しく、冷たい印象です。

親のいうことが絶対なので、子どもの自己肯定感が低下し、不安を感じやすいです。

リーダーシップ

ルールがはっきりしており、子どもも把握しやすく、子どもへの支援も惜しみません。

子どもも安定し、自己肯定感が高まり、社会的スキルも身につきます。

もうお分かりだと思いますが、良い親子関係を築くためにはリーダシップのある親になることが重要です!

では、どうしたらリーダーシップのある親になれて、親子関係が良好になるのでしょうか。

子どもが親をリードして遊ぶ

ねらい

このねらいは、親子の関係を良いものにすることです。

アタッチメント(愛着)反応をご存知でしょうか。

以前、非認知能力の記事でも出てきたワードです。

詳しくはそちらを見て欲しいのですが、アタッチメントとは子どもが親に対してするボディタッチや親を追いかけるような身体的な接触をしようとする行動と、泣いたり笑ったりして親の関心を引き寄せるような行動のことをいいます。

このアタッチメントに対する反応が多いと子どもは安心します。

それは、困ったら親を頼れると思えるからです。

さらに、安心することで、穏やかで落ち着いたコミュニケーションをとることができます。

そして、親への信頼が増していきます。

ですので、まずは信頼関係を築けるように遊びを行なっていきます。

この遊びの時間を特別な時間と言います。

方法

遊びは1対1でテレビやスマホなど余計なものは消して行います。

時間は5分で毎回時間通りに終わります。

「これから特別時間を始めます」と開始の合図を言ってから始めます。

子どもが終わりたくないと言った時でも「今日はおしまい。また明日遊ぼう。」と言って必ず終わりましょう。

遊び道具

遊びの内容ですが、建設的で創造的な遊びを行うようにしましょう。

例えば、積木やブロック、ぬりえなどです。

禁止事項

特別な時間中にしてはいけないことが3つあります。

  1. 命令
  2. 質問
  3. 批判

①は親が遊びをリードすることになってしまいますので避けましょう。

また、従わなかったときお互いに楽しくなくなってしまいます。

②は回答を求めることになるので親がリードすることになってしまいます。

質問すると、「不賛成」「隠れた命令」などといった裏メッセージを子どもに伝えることになります。

「そんな細い建物にするの?」と言えば子どものしていることに賛成できないというメッセージが伝わります。

「もう少し丁寧に塗ったらかっこよくなると思わない?」と言えば、結局は命令しているのと変わりませんよね。

③は子どもの自己肯定感の低下を招いてしまいます。

さらに、ダメなことばかり伝えてしまい、重要である正しい行動を伝えることができていません。

以上、この3つは封印して、子どもに任せて特別な時間を過ごしましょう。

必要なスキル

次は、良好な関係を築くために、特別な時間に親に使ってもらうスキルを紹介します。

全部で5つあります。

  1. 賞賛
  2. 繰り返し
  3. まねをする
  4. 行動の説明
  5. 楽しむ

①の賞賛は、子どもを具体的に褒めることです。または、「ありがとう」「うれしい」とアイメッセージで気持ちを伝えるのも賞賛に含まれます。

個人的には褒めることについてはあまりおすすめしていません。

理由については以前の記事で書いているので、詳しくはそちらをご覧ください。

ですので、アイメッセージで気持ちを伝えることをおすすめします。

親

お母さんにブロックをとってくれてありがとう

賞賛のメリットは良い行動が増えること、子どもの自己肯定感が高まることです。そしてお互いがいい気持ちで過ごすことができます。

②の繰り返しは、子どもの言ったことをオウム返しすることです。

子

ブロックで大きなお城ができたよ

親

大きなお城を作ったんだね

このようにすることで、話を聞いているというメッセージを届けることができます。

③のまねは、子どもと同じような行動をすることです。

そうすることで子どもの行動を認めていることが伝わります。

まねをする中で、「それは使っちゃダメ」と子どもがおもちゃを取り上げることもあるかもしれません。

そんなときは、「あとで使うね。」「他ので遊んでいるね。」と伝え、他の人とうまく遊ぶスキルを身につけさせていきます。

④は子どものしていることを口に出して言語化していきます。

例を挙げて見てみましょう。

親

〇〇は今、青い積木を積み上げています。

実況するように子どもがしていることを伝えることで、子ども本人も手元を見て、自分がしていることに集中できます。

そして、子どもの行動に関心がある、容認しているんだというメッセージにもなります!

最後は楽しむです!

親も遊びを楽しむことであたたかみが増すだけでなく、子どもにとっても親と仲良く遊べる、意味のある時間と思ってもらえるようになります。

このスキルを活用して、親子関係を良好にしていきましょう!!

親が子どもをリードする

さて、特別な時間の中で親子の関係が良好になってきて、いうことを聞いてもらえる土台が出来上がったら次のステップです。

今度は親がリードする出番です!

ねらい

親が遊びの中でリードし、効果的な命令を出しながら子どもがいうことを聞く練習をします。

方法

特別な時間にプラスして練習をしていきます。

そのときも子どもにしっかりと「いうことを聞く練習をはじめます」というように、宣言をしてください。

そうすることでメリハリが生まれ、いうことを聞いて欲しい大事な場面で指示が通るようになります!

では、具体的に効果的な命令とはなんなのか説明していきます!

効果的な命令には5つのコツがあります。

  1. 直接的に
  2. 肯定的な言葉で
  3. 1回に1つの命令
  4. 具体的に
  5. 淡々と

直接的とは、「遊び終わったらブロックはどうする?」という言い方ではなく、

親

ブロックを片付けて

と、ストレートに伝えます。

何をして欲しいのかが明確に伝わります。

次の肯定的な言葉とは、「叩いちゃダメ」「テレビは見ないよ」など、否定的な言葉を入れず、

親

ブロックは優しく使うよ

親

テレビは消すよ

という風に言います。

そうすることで子どもが何をしたらいいのかはっきりします。

それから1度に複数の命令は、子どもも覚えきれないので控えましょう。

また、こまめに命令することで賞賛する回数も増えます。

次の具体的な命令とは、「いい子にして」「ちゃんとして」など抽象的な命令ではなく、

親

静かにお母さんの隣で座ってて

と、子どもにしてほしい行動が明確なものです。

最後の淡々とは、普通の声と表情で命令するということです。

大きい声は必要ありません。

そうすることで子どもが命令の内容に耳を傾けます。

以上が効果的な命令のコツでした。

この命令を1分に1回くらいのペースで出して練習していきましょう!

そして、必ず終わったら「ありがとう」を感謝の気持ちを伝えてください。

子どもも一人の人間です。リスペクトの気持ちを忘れずに!

いうことを聞かないときは

練習をしていてもいうことを聞いてくれない場合もありますね。

そんなときはいうことを聞いてくれなかった場合どうなるのかを伝えておくことが大切です。

そして決めたことは必ず実行します。

では、いうことをきいてもらえなかったときはどうするのか解説します。

いうことを5秒以内に聞いてくれないときは3分間イスに黙って座ってもらいます。

そして、3分間経って静かにしていたらもう一度命令を出します。

いうことを聞いてくれたらすかさず次の命令を出してそれをきいてくれたら賞賛します。

また、勝手に椅子から降りたり、騒いだりした場合は警告を出します。

「次に椅子から降りたり、騒いだりしたら一人でタイムアウトの部屋にいてもらいます。」

タイムアウトの部屋は、明るく、危険なものがなく、怖くなく、おもちゃなどがない場所にしてください。

狭くて暗い押入れなどには決して入れないようにしましょう。

そこで1分経過したらまたイスに3分座らせます。

そうしたらまた命令を出してください。

これを繰り返します。

まとめ
  • リーダシップのある親を目指す
  • まずは特別な時間で親子関係を良好に
  • 土台ができたらいうことを聞く練習
  • いうことをきかないときの約束を実行する

PCITについて簡単に解説してきましたが、これは私という人間が得た知識を発信している2次情報です。当然そこには、私というフィルターがついているので、詳しく知りたいという方はぜひ調べたり本を読んだりしてみてください!

ではまたっ!

参考文献

PCITから学ぶ子育て

加茂登志子 著 小学館

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