
最近話題になってるモンテッソーリ教育って何?

あの藤井聡太棋聖もモンテッソーリ教育で育ったって聞いたな
今話題に上がっているモンテッソーリ教育。
皆さんもどこかで聞いたことあるのではないでしょうか。
最近中田敦彦のYouTube大学でも取り上げられていましたね!
モンテッソーリ教育は最近出てきた教育法ではなく、昔からあったものです。
しかしなぜ最近になってまた話題に上がってきたのでしょうか。
そして、モンテッソーリ教育をするにはいったいどんなことをしたらいいのかについて、今回は解説していきたいと思います!
この記事を書いている親育てはこんな人です。
- 現役教師+一児の親
- 教育カウンセリング講座20回以上受講
- 特別支援教育経験あり
- 教育・心理学関連の本を30冊以上読破

たった2つのことを意識していけば大丈夫です!
モンテッソーリ教育の概要

モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育とは、イタリアの医者であるマリア・モンテッソーリによって提唱された教育法です。
教育の基本的な考え方があります。
- 子どもは自らを成長させ、発達させる力を持って生まれてくる。
- 大人は子どもの要求を汲み取り、自由を保障する。
- 子どもたちの自発的な活動を支援する。
つまり、「大人は、自分で自立していく子どもを支援していく」ということです。
モンテッソーリ教育については1つの記事で全て網羅するのが厳しいほど奥が深いです。
他の育児ブログさんでもモンテッソーリ教育について紹介されていますので、色々な記事を参考にしてみると理解が深まると思います!
(Omame life Blog)

子どもが自立するのを手伝うのね。
でもどうして今になってまた盛り上がっているの?
自ら問題解決できる人材が求められる時代へ
これまでの時代というのは、工業化社会で大量生産大量消費でした。
ですから、仕事もマニュアル通りにこつこつと働ける人材が求められていました。
ですから、そういった社会に求められる人材を育てることが教育の使命ですから、教師主導の管理型教育がなされてきました。
その教育の中で「指示通り動ける人」が育てられてきたわけです。
しかし、これからの時代は、知識基盤型社会と言われ、知識や情報、技術があらゆる場面で重要になり、それらを活用する時代と言われています。
有名なところで言うとGoogleやFacebookなどは利用者の情報を活用したビジネスを展開していますよね。
物ではなく、知識を活用する時代に変わったということです。
また、今後はAIの時代とも言われています。
知識をただ詰め込んでいたこれまでの教育ではAIに仕事を奪われていきます。
AIについては以前の記事で詳しくまとめていますので、そちらをご覧ください!
つまり、これからの時代は知識を活用し、自ら考え行動し、生きていける人材が求められているということです!
そこで、子どもの自立を促すモンテッソーリ教育が最注目されてきたということです。

なるほど、これからの時代にあった教育法なのね。
じゃあ具体的にいつから始めたらいいの?
3歳がピーク
モンテッソーリ教育では、子どもの成長家庭で、ある能力が良く発達する時期があると言っています。
その時期を敏感期と言います。
年齢的には、6歳までが敏感期で、特に3歳までがピークです。

(参考 SGS総合栄養学院より)
これはスキャモンの発育曲線と言って、人の成長をグラフで表したものです。
ご覧の通り、神経に関わる部分は0〜3歳のところが急角度で成長していることがわかると思います。
ですから幼少期から神経を刺激するような活動を取り入れてあげることが非常に重要になってくるということです。
「三つ子の魂百まで」とも言いますよね。
脳の土台は3歳までに作られるといっても過言ではないのです。
モンテッソーリ教育では、
- 運動・・・ハイハイ、ずりばい
- 感覚・・・視覚・聴覚などの五感
- 言語・・・言葉や英語
これらの敏感期に刺激するような活動をたくさん取り入れるということです。

なんと、うちの奥さんもモンテッソーリ教育を幼稚園の時に受けていました!豆を箸で掴んだり、カードゲームをしたりなどいろんな活動をしていたそうです!
さて、ここまでモンテッソーリ教育がどのような教育かご理解できたかと思います。
では、家庭でモンテッソーリ教育をするに当たり、親がすべきことは何か。
ここが一番気になるところですね!
たった2つのことを意識して子どもと関わってあげることで、自立を助けてあげられます!
①見守る

1つ目は子どもの活動を見守るということです。

あれっ、そんなことでいいの?
と思った方もいるかもしれないですね。
でもこれが、案外難しい!
ついつい失敗しそうなときに声をかけちゃったり、時間がなかったりして長い時間見守ることってなかなかできない親御さんもいるのではないでしょうか。
ですから、少しずつでいいので意識して見守って欲しいんです。
見守るというのは、好き勝手にやらせておくことや放置しておくこととは違います。
「子どもは手は離しても目は話すな」
というように、危険なことや命に関わることもあります。
そんなときには親の助けが必要です。
ですからいつでも助けてあげられる距離と準備をして、子どもを見守ってあげましょう。
遊びを見守る
遊んでいる子どもってとんでもなく集中して遊んでいますよね!
実は、集中して取り組む経験を積み重ねることで、神経が刺激され、発達してくるんです!
さらにやりきることで自信をもち、次の活動へ挑戦していけるようになります。
ですから遊びも最後まで見守り、やり遂げさせて成功体験をたくさん積み重ねてあげましょう。
散歩の途中でなにかを見つけたり、おもちゃの線路をどこまでも伸ばしたり、そういった場面も子どもが満足するまで是非見守ってください!
②受容する

次に大切なのが受容することです。
つまり子どものすることをまずは受け止めるということです。
間違いを受容する
間違ったときってすぐに声をかけたくなりますよね。
- 「それはちがってこうするんだよ。」
- 「こうやればいいんだよ。」
そうではなく、まずは受容的な言葉かけをしてあげましょう。
- 「そんなふうにやってみたんだね。」
- 「完成させたね。」
受容することで、子どもも安心して挑戦することができます。
親の価値観にとらわれず、自由な発想をもつことができます。
いたずらも受容する
ティッシュを箱から取り出したり、おもちゃやコップを投げたりすることってありますよね。
でもそれはいたずらがしたいわけではなく、純粋に楽しいからやっているんです。
だから、「だめ」「やめなさい」などと否定するのではなく、まずは、受容してあげましょう。
- 「投げて遊びたかったんだね。」
- 「柔らかいボールを投げて遊ぼうか。」
子どもの好奇心に寄り添ってあげることも大切なことですね。
まとめ
- モンテッソーリ教育とは自らを成長させる力がある子どもが自立していくために支援していくこと
- そのために親がすべきことが見守ることと受容すること
私も子育てをしていくに当たり、自立した子どもになって欲しいと思っていました。
そのためにはまずは大人が自立を助けてあげるような関わりをしてあげるということが大切だと感じました。
失敗も含めていろんな経験を子どもにさせてあげられるようにしたいです!
皆さんの子育てのお役に立ったら嬉しいです!
ではまたっ!
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