
シングルマザーになったけど、子どもを一人でちゃんと育てられるか心配だわ

お母さんがいないからってグレたりしたらどうしよう
日々、一人で子育てを頑張っているシングルマザー、シングルファザーの方のための記事です。
内閣府男女共同参画局から出されている、母子世帯数及び父子世帯数の推移によると、平成28年度のひとり親世帯の数は141.9万世帯となっています。

(内閣府 男女共同参画局より抜粋)
日本では、一人で子育てをしている方々がこれだけの数います。
しかし、それは決して望んだ形ではなく、死別や離婚など、様々な理由があってのことです。
日々、仕事、将来のこと、お金のことなどたくさんの悩みを抱えながら子育てをしていることと思います。
そこで今回は、ひとり親だって幸せな家族になれるポイントを4つに絞って解説していきたいと思います!
子どもが幸せかどうかに、親の数は関係がありません。
どうやって子どもと向き合っていくかがふたり親でもひとり親でも大切なんです!
ではそのポイントについてさっそく解説していきましょう!
この記事を書いている親育てはこんな人です。
- 現役教師+一児の親
- 教育カウンセリング講座20回以上受講
- 特別支援教育経験あり
- 教育・心理学関連の本を30冊以上読破

ひとり親でも幸せそうな子どもたちを何人も見てきました!
幸せな家族になるポイント① たくさんの人の力を借りる

一人では限界がある
子育ては、とても素晴らしく人生を豊かなにしてくれるものです。
しかし、その分大変な労力と時間を必要とします。
一人だけでなんとかしていこうと思うと無理が生じてきます。
- おじいちゃんおばあちゃん
- 友人
- 近所の知人
ですので、こういった周りの人の協力を得ながら子育てをしましょう。
信頼関係が大事!
しかし、誰でもいいというわけではありません。
しっかりとした信頼関係にある方に預けましょう。
仮におじいちゃんおばあちゃんでも心が通い合っていないのであれば、それは子どもにとって良い影響を与えません。
子どもはそういったところに敏感です。
ですので、もし身近にいないのであれば、自治体のサポートサービスなどを積極的に活用するなどしてもいいと思います。
色んな人と関わると視野が広がる

そこまでして他の人と関わる必要あるの?
大変な子育てを協力してもらうことももちろん理由の一つとしてあるのですが、他者と関わることが子どもの成長にいい影響を与えてくれるんです!
親と違う人と触れ合うことで、多くの価値観を知ります。
また、他者と関わる親を見て、人との話し方やコミュニケーションの仕方を学びます。
そうして、いろいろな考え方の人がいることを学び、社会性や協調性を身につけていくことができます。

出会いが人を成長させると言いますが、子どもも同じなんですね!
幸せな家族になるポイント② 子どもの安心・安全を満たす

子どもがよく成長するには、家が安心できる場所であることが大前提にあります。

これは教育会では有名なマズローの欲求階級説の図です。
この図は、人間の欲求を5段階にまとめたものです。
一番下には生理的欲求と言って、排泄や食事などの生きていく上で必要な欲求があります。
それが満たされると、安心安全の欲求があります。
これは、日々を生きるか死ぬかではなく、安心して過ごしたいと願う欲求のことです。
その上の社会的欲求とは、集団の一人でありたい、仲間でありたいと願う欲求です。
承認欲求は、誰かに認められたいと思う欲求です。
そして、一番上の自己実現欲求は、より自己を高めていきたいと願う欲求です。
人は、この欲求を満たすために生きているということですね。
この図を初めて見た方は、昔の暮らしをイメージすると分かりやすいです。
生活がどんどんレベルアップするイメージです。
- 狩猟をし、捕まえたら明日も生きられ、捕まえられなけらば死ぬ
- 稲作をして食べ物が安定してきたため、家を建て、柵を設けて暮らす
- 一人ではなく、仲間と暮らし村を作る
- たくさん狩りをしてみんなに認められたいと思う
- 村のリーダーとして強くありたいと願っている
つまり、子育てにおいても下位の欲求が満たされなければ、子どもはより高次な欲求を満たそうと思えないということです。
では、安心と思える家庭にするにはどうしらいいのでしょうか。
子どもを見守る
大切なのは子どものすることを見守ることです。
例えば、赤ん坊がハイハイできるようになってあちらこちらへ歩き回っていると後ろを振り向き、親がいるか確認します。
そのときにしっかり見ていることで、子どもは見守られていると感じ、その後も安心して物事に挑戦できるようになります。
また、アタッチメント(愛着反応)に親が反応することも大切です。
これについては以前非認知能力の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。
子どもをありのままを受け入れる
社会に出てもしっかり生きていけるようにとルールや勉強などを厳しく教えている親御さんもいるかもしれませんね。
そういったことは、安心安全の欲求を満たしてからでも遅くはありません。
規則を守ることも大切ですが、まずは子どもをありのまま受けいれてあげましょう。
自分が受け入れられて育つことで、他の人を受け入れようとする気持ちも育ちます。
- 見守る
- 受け入れる
この2つのことで、安心できる家庭を作り上げていくことができます。
これは以前紹介したモンテッソーリ教育でも重要なことです。
気になる方はこちらもご覧ください。
幸せな家族になるポイント③ 子どもの関わりは量より質

子どもと過ごす時間を大事にする
子育てに仕事に忙しい毎日で、子どもと関わる時間がないと悩んでいる親御さんもいると思います。
子どもと一緒に何かしたり、手伝ってもらったりすることが関わる時間が増やすコツです。
例えば、
- 料理のお手伝い
- 一緒にお風呂に入る
- 一緒に片付け
こういったことが挙げられます。
しかし、大事なのはたくさんの時間ではなく、どう過ごすかです。
上記でも述べたような関わりをもち、育てていくことが大切です。
イライラした時は素直に謝る
しかしながら、毎日忙しくて子どもにイライラしてしまうことだってありますよね。
そんなときは、冷静になったあとで、素直に子どもに謝りましょう。
親だって人ですから、反省することくらいあります。
そんな姿も含めて子どもは見ています。
頑張っている姿を見てきっと成長してくれるはずです。
幸せな家族になるポイント④ 親が人生を楽しく過ごす

子育てについて色々と解説してきましたが、なにより大事なのは親自身が人生を楽しむことです!
子どもは親を見て成長する
毎日辛そうにしている親を見て、子どもは将来に希望はもてません。
最初は、ひとり親になった負い目や申し訳なさが子どもにあるかもしれません。
ですが、過去は変えることはできません。
これからの未来を子どもと前向きに生きていこうと思う気持ちをもって欲しいと思います。
そんな親を見て子どもも育っていきますから。
まとめ
- 周りの人の力を借りて子育てをする
- いろんな人と関わることで子どもも成長する
- 安心できる家庭づくりをする
- 過ごす時間を大切にし、子どもを見守り、受け入れる
- 親自身が人生を楽しむ
私自身、高校生のときに父が単身赴任でいなくなり母と妹と暮らす経験をしたことがあります。
一人で送り迎えや家事、仕事に忙しい中でも部活の試合の応援や一緒に食事をして関わる時間がありました。
そんな中で母の手伝いをするようになり、改めて母を大切にしようと思えました。
一生懸命な親の姿を見て、子どもは育ちます。
ひとり親でもふたり親でもそこを大切にして子育てしていきたいですね!
ではまたっ!
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