もったいない!QUの結果が満足型で満足してる先生必見!満足型から始まる学級経営【QUアンケート分析方法】

学級経営
教師
教師

やった!今回のQUの結果は満足型だわ!

教師
教師

このままいい状態を3月まで継続だ!

QUアンケートで満足型が出て満足している教師の皆さんに読んでもらいたい記事です!

この記事をご覧になっているということは、学校でQUを実施している先生方か子どもが通う学校でQUを受けている親御さんだと思います。

QUアンケートってどんなものかご存知でしょうか?

実施して満足していないでしょうか?

実は、QUの満足型には3つの段階があります!

満足型が出たクラスは段階を1つ上げて、より質の高いクラスへと成長していくチャンスきたという合図なんです!

ここを分かっていないと学級の様子を知るための手段としてのQUではなく、満足型にするという目的になってしまい、本来のねらいから外れてしまいます。

貴重な時間を使って実施しているアンケートですから活用しないのはもったいない!

今回は、なんとなく実施しているQUについて解説し、実施後の活用方法について解説していきたいと思います!

この記事を書いている親育てはこんな人です。

親育て
  • 現役教師
  • 教育カウンセリング講座20回以上受講
  • 特別支援教育経験あり
  • QUの研修を受け、勤務校で研修を行った経験あり
親育て
親育て

活用できればどうやって学級経営を進めていけばいいかわかるようになります!

QUアンケートとは

学級満足度と学校生活意欲度を測る

クラスの健康診断

QUは集団の健康診断として利用でき、様々なことが分かります。

  • 児童個人の状態の把握
  • 集団状態の把握
  • 集団と個人の関係の把握

子ども一人ひとりの結果から適応感が分かります。

ここで間違ってはいけないのが、あくまでも適応感であって、子どもの主観です。

適応しているかどうか客観的な評価にはなりませんのでご注意を!

その子がどう感じているかですので、教師の見ている様子とは違う可能性もあるということです。

それぞれ個人の情報が集まれば、集団の様子も分かります。

また、集団の状態が分かれば個人がその集団でどのような状態に置かれているのかも把握することができます。

【承認得点】と【被侵害・不適応得点】で満足度を測る

  • 【承認得点】友達や先生から認められているか
  • 【被侵害・不適応得点】いじめやからかいを受けているか

アンケート結果からこの2つの点数を表にします。

(QUプロット図)

子どもは4つのブロックに分けられます。

  • 学級満足群
  • 非承認群
  • 侵害行為認知群
  • 学級生活満足群

学級満足群

  • 承認得点が高く、被侵害得点が低い
  • トラブルが少なく、意欲的
  • 全体指導で行動可能

非承認群

  • 承認得点が低く、被侵害得点も低い
  • トラブルは少ないが、学級内で認められることが少ない
  • 全体指導後に机間指導が必要

侵害行為得点群

  • 承認得点が高く、被侵害得点も高い
  • トラブルをかかえているか自主的に活動しているが自己中
  • 子ども同士のトラブルが多い

学級生活不満足群

  • 承認得点が低く、被侵害得点が高い
  • いじめやからかいを受けている可能性大
  • 自分の居場所がない
  • 個別支援が必要

クラスの型

プロット図の分布の仕方に名前がついています。

ここでは大きく4つに分けたものを紹介します。

  1. 満足型・・・クラスの70%(中学校は60%)が満足群にいる。弱いまとまりのある集団
  2. 管理型・・・かたさの見られる集団。ルールは定着しているが、子どもの学習意欲に差がある。
  3. なれあい型・・・ゆるみの見られる集団。ルールがあいまいで場当たり的な活動になりがちで、まとまった成果が得られない。
  4. 崩壊型・・・学級崩壊の状態。担任以外の力が必要。

今回は満足型の解説なので、その他の型については詳しく説明しません。

ですがもし需要があればまた別の記事にしたいと思います。

QUの活用方法

回答に整合性がない

子どものアンケート結果が教師の見立てとかけ離れている場合がありますよね。

そんなときは3つのケースが考えられます。

  1. 学校以外のこと
  2. 認知の歪み
  3. つけ間違え・意図的

普段の様子と違うなら少年団活動や家庭を疑ってみましょう。

そこでなにか困っていることがあるかもしれないので、話を聴きます。

それから、その子には認知の歪みがあるかもしれません。

認知の歪みってなに?という方は、以前詳しく解説しているので、そちらをご覧ください!

簡単に言うと、考え方が偏っているということです。

例えば、「テストは100点じゃなきゃだめだ」と考え、それ以外だったとき落ち込んでしまう子がいます。

これは全か無かの法則と言い、物事を0か100でしか考えることができません。

こういった傾向がアンケートでも見られるかもしれませんので、認知行動療法で認知の歪みを修正し、適切な行動ができるように改善していく必要があります。

認知行動療法

認知(考え方)がマイナス思考の人を、より現実的な認知に変え行動も変えていく治療法

詳しい内容は先ほど紹介した記事にも書いているのでチェックしてみてください!

1つの項目が落ちている子を見つける

アンケートは1〜4の数字で答える形になっています。

その中で点数が異なっている項目に注目します。

他は4と答えているのに1になっている項目があります。

こういったケースだと、子どもの困っていることが明確な場合がほとんどです。

ですので、少ない関わりで高い効果を得ることができます。

何に困っているのかが分からないと、時間と労力を必要とします。

まずは、すぐに解決できそうなことを見つけて取り組んでいきましょう!

誰がどこにいるか見る

図全体の型を見るのも大事ですが、それぞれ個人がどこにいるかも大切な視点となります。

大まかに見てほしいのは、3つです。

  • 公的なリーダー・・・成績優秀、学級委員長
  • 影響力のある裏のリーダー・・・やんちゃなサッカー部、授業中さわぐ
  • 小グループを形成している子ども・・・3〜4人でいつも固まっている

下の図を見てみましょう。

同じ型なのですが、公的なリーダーと影響力のある裏リーダーの場所が入れ替っていますよね?

影響力のある裏リーダーが学級生活不満足群にいるのは、授業中騒いだりトラブルを起こしたりして注意を受けることが多いから当然ですよね。

ところが公的なリーダーが学級生活不満足群にいて、裏リーダーが満足群にいると話が変わってきます。

やんちゃな子たちが満足し、リーダーが嫌な思いをしている学級経営になってしまっているからです。

例を挙げると先生が厳しく注意できず、子どもたちが注意をしても静かにしない、または注意できない雰囲気になってしまっているといった様子でしょうか。

よって公的なリーダーも不満足になってしまいます。

次は小グループを見てみましょう。

丸で囲まれているのが普段一緒にいる子どもたちです。

囲んだときに、誰か一人だけ位置が違ったときは要注意です!

いつものメンバーでいれば大体満足度も同じに出るはずなのですが、位置が違うということは、そのグループの中で嫌なことや仲間外れが起きている可能性が高いということです。

ここは、見逃さず見ていきたいですね!

満足型は三段階ある

クラスが満足型だった場合、担任としては非常に嬉しいですよね。

自分の学級経営が成果として見えることは安心します。

しかし、ここで気をつけておきたいのは、満足型にすることが学級経営のゴールではないということです。

実は、児童の満足感は担任がどこまで求めているかで変わってくるんです。

例えば、朝の会までに名札をつけるルールがあったとします。

そこで先生が朝の会にみんなに声をかけてつけさせる集団と、朝の会までに自分たちでつけておく集団では質が違いますよね?

あるルールにおいて担任の求めるレベルによって満足感は変わります。

満足型が出たのなら、今まで教師が行なっていたことを徐々に委任していき、自治的な集となるよう指導していきます。

その過程が3段階(管理型を含めて4段階)あるので、図で確認してみましょう!

  1. 管理型(ルール教示型)・・・目指したい集団を確認し、教師主導でルール指導を行う
  2. 満足型初期(ルール習慣型)・・・「周りがやっている」「先生に怒られる」など同調的な考え
  3. 満足型中期(ルール参画型)・・・ルールの策定や習慣化に児童が関わり、役割分担などして責任をもつ
  4. 満足型上級(ルール委任型)・・・他者や全体のことを考え、自分の判断で行動できる

先ほどの名札のルールを例にすると、

  1. 担任が声かけをしてつける
  2. 日直が確認してつける
  3. 朝の会の前に互いに声かけしてつける
  4. 朝の会の前までにそれぞれがつける

このように委任していくことが考えられます。

ですから今、満足型と出ているクラスの先生はぜひ質の高いクラスに向けて学級経営を行なっていきましょう!

少しずつ子どもたちに任せる場面を増やしていってみてください!

まとめ

QUについて解説してきました。

まとめをしましょう!

まとめ
  • QUとは、学級満足度と学校生活意欲度を測るアンケート
  • クラスの健康診断になる
  • 承認得点と被侵害・不適応得点で満足度を測る
  • 回答をチェックして1つの項目が落ちていたら即解決
  • 回答に整合性がないなら学校外を疑う
  • 図のどこに誰がどこにいるか見る
  • 満足型にも3段階あって、質の高い集団へ進化できる
  • 満足型が出ているなら子どもに委任して自治的な集団にしていく

今回はQUの分析方法についてでした。

私自身QUの結果をもとに学級経営の見直しをしています。

学級集団を客観的に見れるデータというは貴重です。

ただやるだけじゃなくてとことん使って学級を素晴らしいものにしていけるといいですね!

ではまたっ!!

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