怒りは子どもの自立を妨げる原因!

子育て
先生
先生

はあ、毎日子どもに怒ってばっかり

先生
先生

怒った後ってやっちゃったな~って気持ちになるんだよな。

こんな親御さんのための記事です。

こんにちは、親育て(@OyasodateBlog)です!

叱って伸ばす教育ってよく聞きますよね!

子どもの成長のため、しつけのため厳しく子育てしていらっしゃる方もいると思います。

しかし叱る、怒ることで子どもにどのような影響があるか知らずに子育てしている方も多いのではないでしょうか?

実は、「怒る」は子どもの自立を妨げる要因なんです!!

今回は「怒る」について、アドラー心理学をもとに解説していきます!

この記事を書いている親育てはこんな人です。

親育て
  • 現役教師+一児の親
  • 教育カウンセリング講座20回以上受講
  • 特別支援教育経験あり
  • 教育・心理学関連の本を30冊以上読破

親育て
親育て

今回も一緒に勉強していきましょう!

相手を支配するために怒る

なぜ、人は怒るのでしょうか?

アドラー心理学では、目的論という考え方があります。

目的論・・・人はある目的を達成するために行動する

つまり人が怒るときは、「怒り」で目的を達成しようとしているからなんです。

その目的は、ずばり相手を支配することです。

自分の主張を押し通すために怒りの感情を使ったというわけです!

言葉で説明する手間を省くための安易な手段が怒りなのです。

先生
先生

いやいや怒るときはついかっとなっちゃうものだから!

果たしてそうでしょうか?

例えば、子どもに怒っている時に電話がきます。

親

だから、なんでちゃんと片付けないの!?

リンリンリ〜ン♪

親

はい、もしもし〜⤴︎

電話がくると怒っていたお母さんが急に声が変わる

こんなシチュエーションよく聞いたことありますよね?

このように「怒り」は出したり引っ込めたりできる道具なんです。

「子どもの成長のために怒る」のではなく、簡単に自分の意見を通せる手段だから怒っていることが分かりました。

怒るのではなく教える

子どもの成長のためには、必要なことは教えることです。

感情的にならず、冷静な態度で、適切な言葉で教えます。

子どもは知らないことがたくさんあります。

例えば、おもちゃを投げて遊んでいる子は、投げて窓に当たったり人に当たったりして壊れたりケガをしたりすることを知らないかもしれません。

そんな子に大声で怒ったら理不尽ですよね。

「知らないことは大人が教える」これが教育の基本です。

先生
先生

それは分かるけど、分かっててやってるときもあるよね〜

そういう確信犯的な子どももいますよね!

でもちょっと不思議です。

どうして良くないことだと知っていて、親や先生に叱られることが分かっているのにそのような問題行動をとるのでしょうか。

ここで最初にお話した目的論に戻ります。

目的論・・・人はある目的を達成するために行動する

ピンときた方もいらっしゃるかもしれませんね!

そうなんです!

怒ることに目的があるように、子どもが問題行動をとるのにも目的があるからなんです!

それには5つの段階があります。

問題行動の5段階

問題行動の5つの段階がこちらです!

  1. 称賛の要求
  2. 注目喚起
  3. 権力争い
  4. 復讐
  5. 無能の証明

1つずつ見ていきましょう!

称賛の要求

1つ目は、称賛の要求です。

簡単に言うと「私を褒めてくれ」ということですね。

一見問題がなさそうに聞こえますね。

しかしあくまで目的は、褒めてもらうことです。

褒めてもらい、特別な存在であろうとします。

褒めてもらわなくなったらどうなると思いますか?

子ども
子ども

全然褒めてくれない。やーめよっと

こうなるわけです。

勉強にしてもお手伝いにしても、褒めてもらえるからする

このことを外発的動機付けと言います。

以前の記事で詳しく解説していますので、そちらもご覧ください!

「褒めてくれなければやらないし注意されなければ不適切な行為もする」という概念になりかねません。

子どもがいいことをしたときだけに注目するのではなく、子どもの関心ごとに日頃から注目して関わっていくことが大切です。

親育て
親育て

そうすることで子どもは見てくれているんだと安心することができますね!

注目喚起

  • いいことをしても褒められなかった
  • 褒められることをするやる気や勇気がない

こういうときは第2段階へ進みます。

褒められなくてもいいから、とにかく目立って注目されよう

これが注目喚起です。

この段階の子どもの目的は、目立つことです。

良いことでは目立てないから悪いことをして特別な存在であろうとするんです。

この段階も先ほどと同じく、日頃からの関わりを大切にしていくことで対処が可能です!

権力争い

ここから対応が一筋縄ではいかなくなってきます。

自分の力を誇示しようとあらゆる手を使って反抗してきます。

  • 挑発
  • 癇癪
  • 万引き
  • 喫煙
  • 罵倒

また、消極的な子は不従順で力を誇示してきます。

  • 無視
  • 勉強しない
  • 言うこと聞かない

このような行為で自分の力の証明しようと権力争いを挑んできます。

この挑発に乗って反応しては相手の思う壺になってしまいます。

先生
先生

じゃあどうしたらいいの?

  1. 法に触れることは然るべき機関に任せる
  2. 無視する、苛立つ表情さえ見せない

権力争いのねらいも同じく、特別な存在であろうとすることです。

親や先生に反抗することで特別な存在になれるからです。

復讐

権力争いに負けた場合、次の4段階目に進みます。

自分を認めてくれなかった人たちへ復讐を始めます。

  • 称賛の要求
  • 注目喚起
  • 権力争い

これら3つは「私に注目して」「私を尊重して」というプラスの気持ちです。

しかし、注目してくれないことが分かると、今度は憎まれてもいいから注目を集めようとします。

「悪いこと」ではなく、「相手の嫌がること」をやってきます。

  • 引きこもり
  • ストーカー
  • 不潔になる
  • 不良グループと絡む
  • 自傷行為

ここまでくると、もう当事者同士では解決することができません。

第3段階「権力争い」で、留めて対応することが求められます。

さて4段階まで解説してきましたが、さらに上があります。

無能の証明

  • 誰も自分を認めてくれない
  • どこにも居場所がない

こう考えてしまった子どもはどうなるか。

何も努力しなくなります。

「私には力がないので、なにも期待せず放っておいてくれ」という状態になります。

こうなると専門家でも難しい状態です。

問題行動の5つの段階についてご理解いただけたでしょうか?

5つの問題行動の共通点は、どれも目的が「特別な存在であろうとすること」でした。

自分の居場所を見つけようとして様々な行動をするんですね。

さて話が長くなったので、ここまでをまとめて頭を整理しましょう。

まとめ
  1. 人は目的を達成するために行動している
  2. 「怒る」には支配しようとする目的がある
  3. 教育は「怒る」のではなく「教える」
  4. 問題行動には特別な存在であろうとする目的がある
  5. 良いこと悪いことに注目するのではなく、相手の関心ごとに関心を寄せて日頃から接する

さて、ここまでくると怒りが

  • 支配したい目的があること
  • 子どもの挑発に乗ってしまっている

ということがお分かりいただけたと思います。

では、どのように関わればいいのか最後に解説していきます!

怒らず「これからどうするか」を問う

方法はただ一つ!

原因ではなく、目的に注目して「これからどうするか」を考えることです。

私たちがよくやりがちな指導は、

  • どうしてこうなっちゃったの?
  • けんかの原因は?
  • なにかきっかけがあったの?
  • なんでこんなことしたの?

これらは、全て原因探しです。

原因ではなく、目的に注目しましょう。

  • けんかの目的
  • 殴った目的
  • 言い争いの目的
  • 怒る目的

通常私たちは、言語によるコミュニケーションで、互いに合意形成していきますよね!

しかし、相手に了承してもらったり折り合いをつけたりすることができない、煩わしいと感じた時、上記のような行動をとって自分の考えを無理やり押し通そうとします。

つまり、これら全ての目的は相手との合意形成なんです。

合意形成するためにこれからどうするか考えていきます。

子ども自身に考えてもらいます。

それが自立へとつながっていくからです。

ですから、そこに自分の考えを通そうとする「怒る」ことは必要ありません。

まとめ

まとめ
  1. 人は目的を達成するために行動する
  2. 相手を支配するために怒る
  3. 相手が知らないのであれば「教える」
  4. 問題行動には5つの目的がある
  5. 「これからどうするか」を自分で考える

怒ることが子どもの自立を妨げる原因だということが分かりました!

子どもが自ら考えて行動できるような声かけを私自身続けていきたいと思います。

子どもを見守り、いつでも援助できるようこれからも頑張っていきます!

皆さんの子育て参考にもなったら嬉しいです!

ではまたっ!

ダイヤモンド社「幸せになる勇気」 岸見一郎 古賀史健 著

コメント

タイトルとURLをコピーしました