
うちの子遊んでばっかりだけど友達はみんな賢そうだな。
賢い子たちはどんな特徴があってどんなことしているのかな。
こんにちは、親育て(@OyasodateBlog)です!
子育てしていれば誰だって賢く育てたいですよね。
今回の記事では、
- 賢い小学生の特徴
- 賢い小学生がしていること
- 賢い小学生に育てるために親がすべきこと
この3つが分かります。
賢い子の特徴を知り、我が子を賢い子に育てていきましょう!
この記事を書いている親育てはこんな人です。
- 現役教師+一児の親
- 教育カウンセリング講座20回以上受講
- 特別支援教育経験あり
- 教育・心理学関連の本を40冊以上読破

教育現場で感じることを書いたので、信頼性があります!
「賢さ」とは

賢さとは、どんな子でしょうか。
辞書にはこう書かれています。
1 頭の働きが鋭く、知能にすぐれている。利口だ。賢明だ。
2 抜け目がない。要領がいい。
goo辞書
頭の良さ、つまり知識もちろんですが、要領よく行動したり選択したりする判断力も優れていると言えます。
私は現役の小学校教師でもあるので、教員人生の中で「賢いな」と感じる子にたくさん出会ってきました!
- 知識
- 判断力
この2つを兼ね備えた子どもたちにはいくつか共通点があります。
5つにまとめたので、1つずつ見ていきましょう!
「賢い小学生」の特徴5選

- 親とよく話したり遊んだりしている
- 何かに没頭している
- 祖父母と中がいい
- よく出かけている
- 自然と触れ合っている
①親とよく話したり遊んだりしている
賢い子は、学校でとにかく家での出来事を話します!
- お父さんと遊んだ話
- 家族で話した内容
- 週末でかけたこと
話すことがあるということは、それだけ親が子どもと関わっているという証拠です。
小さいうちは自分で遠くに出かけたり一人で出かけたりすることができません。
親が色々な場所や施設へ連れて行くことで、多くの体験をすることができます。
また、家庭での自分の居場所が確保されているので、安心安全の欲求が満たされています。
アメリカの心理学者マズローの欲求階級説では、人間は様々な欲求があり、それはピラミッドのようになっています。
下の欲求が満たされれば次の欲求へと向かっていくわけです。
ですので子どもにとって家庭が安心できる居場所になっているため、より高次な欲求に向かっていくことができます。

図 マズローの欲求階級説
②何かに没頭している
賢い子は、勉強だけしているとは限りません。
他に熱中できるものを持っていることが多いです!
それは少年団活動だったり趣味だったり多岐にわたります。
- 読書
- バスケ
- サッカー
- 水泳
ほとんどの子は好きなものって持ってますよね。
でも、賢い子達とそうでない子には違いがあります。
それは、熱中できることから学んだことを日常生活に生かしているということです!
- 少年団の先輩が話している姿をまねてクラスの子と話し合う
- 読書で得た知識や内容を担任に話し、アウトプットする
- 自分がしているスポーツの動きを他のスポーツでも取り入れて動く
賢い子には、「〜してるから〜だね」のような発言をよくします。

○○さんはサッカーやってるからみんなへの支持がはっきりしてるね!
学んだことを他の場所や場面でも生かしているところが賢いと思える特徴の一つです!
③祖父母と仲がいい
賢い子たちが①で紹介したように、親と仲がいいのはもちろんなのですが、実はおじいちゃんおばあちゃんとも仲がいいです!
会話の中によく登場してきます。
- おじいちゃんと釣りに行った
- おばあちゃんの家で一緒に寝た
- おじいちゃんにのこぎりの使い方教えてもらった
- 一緒に散歩した

そんなことが賢いことと関係があるの?
あるんです!
子どもの社会性や生活文化は親から大きく影響を受けます。
良いことも悪いことも親から学ぶということです。
親が仕事の愚痴ばかりこぼしていたら仕事に対してマイナスな思考になるし、両親がお互い助け合っていたら協調性のある子どもにもなります。
しかし、おじいちゃんおばあちゃんと関わることで別の文化を知ることができます。
自分たちと考え方が違う人達がいることを知るきっかけとなり、視野が広まります。
視野が広まれば、別の考え方に対して否定せず、受容的な態度をとれます。

○○さんはそういう考え方なんだ。確かにおじいちゃんも同じようなこと言ってたな。
子ども時代は自分の家が世界の中心です。
その世界を飛び出して色んな文化に触れてることが考え方に深みをもたらしてくれます!
それは、おじいちゃんおばあちゃんだけでなく、友達のお家や両親の友達や職場の人との関わりでも体験できます。
私も実際、中学時代友達の家で異文化を知った経験があります。
私の家では、家族と
- おはよう
- おやすみ
- いただきます
これらのあいさつは交わしていませんでした。
友達の家では、あいさつを交わしていました。
それだけではなく、必ず泊まりに来たら、

居間に親がいるからあいさつしておいで
友達にそんなこと言われるなんて思いもしていませんでした。
しかし、私はその時あいさつの大切さを学んだんです。
少し長くなったので、まとめておきましょう。
- 親以外との関わりで社会性や文化を知る
- 違う考え方に受容的になる
- 異文化交流で考え方の深みが増していく
④よく出かけている
賢い子はよくおでかけしています。
とにかく家から飛び出している印象です。
- 公園
- 買い物
- 友達の家
- 川、山、海
- キャンプ
- サイクリング
家庭学習で絵日記や日記を書いてきます。
出かけるだけで、賢くなるかと言われればそうは思いません。
しかし、先程も言いましたが家庭では学べなかったり経験できなかったりすることが外の世界にはたくさんあります。

先生、何で日陰だけ水たまり凍ってるの?
このような疑問がたくさん増えてきます。
その経験で得た疑問が、教科書とリンクし始めてきます。
日常生活と勉強が近ければ近いほど、学びに向かう意欲は高まります。
学びたい、知りたいから勉強する
まさに内発的動機づけとなります!
賢い子は、学びに向かうスタートから違うということです。
ぜひ子どもにはたくさんの経験を積ませてあげたいですね。
⑤自然と触れ合っている
賢い子の最後の特徴は、自然と触れ合うことです。
- 虫取り
- 魚釣り
- 海で砂遊び
- 焚き火
- 山菜採り
- 野菜作り
こういった自然との触れ合いは、子どもの五感を大いに刺激してくれます。
教科書や図鑑は多くの情報をその場で見ることができるメリットがあります。
しかし、全て視覚からの情報です。
直接触れ合うことで、体全体で感じることができます。
- 焚き火の熱さ
- 水の冷たさや
- 砂の感触
- 山の匂い
- 土屋泥の肌触り
- 鳥や虫の鳴き声
- 天然水のうまさ
- 育てた野菜のおいしさ
子どもたちは楽しんでいるだけですが、これらの経験は勉強の場面で生かされてきます。
- 国語の物語に出てくることと同じようなことをした経験
- 虫の足の数
- 音楽や体育の表現
- 図工の作品の題材
上げればきりがない程です。
賢い子たちは、経験と勉強を結びつけて学んでいます。
「賢い小学生」にするには

子どもを賢くするには、「何かをやらせる」よりもまず「親が学ぶ」ことをおすすめします。
世の中には、子育ての方法がたくさん出ています。
その中でどの方法がうちの子に合っているのか、効果的なのかを判断するのは親御さんです。
正しい判断には知識が必要です。
まずは、知識を身につけましょう。
自分が受けた教育しか知らない
ほとんどの親の子育ては、自分の親に受けた教育が基本になっています。

毎日2時間勉強していれば、親はなんでもいうこと聞いてくれた

夜に出かけても親には何も言われず、自由に育った
そこでしか子育てを受けていないわけですから必然的にそうなりますよね!
ですから、子育ての良し悪しを比べる材料が1つしかありません。
子育ては、義務教育の中では学びません。
これでは自分が受けた教育が良いのか悪いのか比べることができないまま、自分の子どもにも同じ教育をすることになります。
ですから、比べるためにどんな子育ての仕方があるのかを知りましょう!
様々な子育て方法を知ることで、自分が受けた子育てがどうだったのか客観的な視点でふりかえることもできるようになります!

親のいうこと聞いて育ってきたけど、それだと自立しないかも。親にどうしたいの?って聞かれたことなかったな。
このように様々な方法を知ることができたら、自分の子供に合った子育ての仕方や自分が納得できる子育て方法を選んでいけばいいですね!
時代も変化している
親世代が育った頃と今の子供達が育つ時代は全く異なります。
ですから同じような子育て方法では時代にマッチしないものとなってしまいます。
今の親世代の時代は工業化社会と言われ、あらゆる仕事の工業化が進み、工場で同じ行程の仕事をマニュアル通りこなせる人材を必要としていました。

親の言う通り、先生の言う通り動ける子どもの教育がされていたわけです
今の時代は知識基盤社会と言われ、あらゆる領域で新しい知識が重要性を増す時代となっています。
文科省では知識基盤社会をこうのように説明しています。
「知識基盤社会」の特質としては、例えば、(1)知識には国境がなく、グローバル化が一層進む、(2)知識は日進月歩であり、競争と技術革新が絶え間なく生まれる、(3)知識の進展は旧来のパラダイムの転換を伴うことが多く、幅広い知識と柔軟な思考力に基づく判断が一層重要になる、(4)性別や年齢を問わず参画することが促進される、などを挙げることができる。
文部科学省 資料11 「生きる力」と資質・能力について(平成20年中央教育審議会答申抜粋)

柔軟な思考力や自ら参画していく行動力などが必要とされています!
昔 工業化社会(マニュアル通り動ける人材)
↓
今 知識基盤社会(自ら行動できる人材)
つまり、自分で考えて行動できる人材が求められる時代へと変わったということです!
時代が変わったのに同じ子育てをしていては、時代が求める人材は育ちません。
子育てのアップデートが必須な理由がわかっていただけたでしょうか?
そこから子育てが始まります。
では、一体どのように知識を得たらいいのか。
本を読む
知識を得るには、やはり本からです。
今回は子育てする上で、絶対に読んでおきたい本を2点ご紹介させていただきます!

私は現役教師でありながら1児のパパでもあるので、信頼性があります!
- 嫌われる勇気 著 岸見一郎 古賀史建
- 親業 著 トマス・ゴードン
嫌われる勇気は、自立の心理学であるアドラー心理学について分かりやすく書かれた本です。
なかなか理解することが難しいアドラー心理学ですが、青年と哲人の二人の会話で話が進んでいくので、大変読みやすいです。
子どもを賢く、自立した人に育てたいなら読んでおかなければいけない一冊です!
いきなり読むのはちょっとな・・・と思っている方は、こちらの記事で概要をつかんでみましょう。
アドラー心理学について分かりやすく解説しています。
もう一冊は、トマス・ゴードンの「親業」です。
この本は、親として子どもとどのような関係性をもって子育てしていけばよいかが書かれている親の教科書的な一冊です。
親になる前でもいま子育てに悩んでいる人にもおすすめできる本です!
ただ、文章が英語を翻訳しているため、独特の言い回しになっています。
久しぶりに本を読む人にとっては少しハードルが高めかもしれません。
ですので、重要なところだけかいつまんで知りたいという方はこちらの記事をご覧ください!
重要なところをまとめた記事になっていますので、初めての方でも分かりやすいです。
まとめ
賢い子の特徴についてまとめます。
- 親とよく話したり遊んだりしている
- 何かに没頭している
- 祖父母と中がいい
- よく出かけている
- 自然と触れ合っている
賢い子を育てるための方法は、親が学ぶことでした。
- 自分が親にされてきた子育ての仕方しか知らない
- 親が学んで新しい知識を身につけていく必要がある
- 知識を得るには本を読む
賢い子を育てていくためにしっかり勉強してきましょう!
ではまたっ!!
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